2009年8月4日火曜日

バンカメに罰金?メリル買収に絡んで・・・

リーマンブラザースの破綻と同じ日にメリルリンチ(救済)買収を発表したことで全米1位の銀行に躍り出ることになったバンカメ。米SECが偽計取引だとして33百万㌦の罰金を科したのは、

★2008年11月に「500億㌦でメリルを買収したい。メリルには役職員への年末ボーナス等を合併期日まではバンカメ側の同意なしには払わせない」としてバンカメ株主の同意を書状で求めていた。

★ところが実際にはバンカメはメリル側が58億㌦のボーナス支給を既に認めていた(米SECによると)。

★58億㌦というのは買収額の12%にも相当する。ボーナス支給の承認は株主宛には配布されなかった別の書状で明らかだと。

★2008年12月5日にバンカメ側もメリル側も合併を承認。その3日後にメリルはボーナス支給(36億㌦)を決定。支給日は12月31日で合併期日の前日。直後にメリルは2008年の年次決算276億㌦の赤字を発表。

以上はWSJ紙の要約。FT紙によると、バンカメは(というかルイス前CEOほか前役員陣は)本件で別途、株主代表訴訟を抱えている。

バンカメの前CEOルイス氏と言えば、メリル買収はバーナンキFRB議長とポールソン財務長官(当時)に脅されて不承不承決めたものだった。両高官の議会証言は済んでいますが、まだ疑惑が晴れたとは言い切れないなかでの、今回のSECによる調停。我が国の失われた10年以前にみられた伏魔殿が米国金融にしっかり存在しています。

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