2016年11月18日金曜日

トランプ大統領は反ユダヤではなかった事実から読み解くドル高トレンド

アヴァトレード・ジャパン公式パートナー「大当たり」さんのメルマガを半月ぶりに公開します。トランプ当選を見事に的中させた中銀ウォッチャー大当たりメルマガは毎週1~2回配信されています。

アヴァトレード・ジャパンのユーザーの皆さん、こんにちは。大当たり亮です。

最近、巷で、わたくし大当たりにはゴーストライターが付いているのではないか?それはアヴァトレード・ジャパンの丹羽社長ではないかという噂を耳にします。そんなことは決してありません。

「トランプノミクス」で先週今週は米ドルの一人勝ち相場。ドル円の110円台は、今年5月以来。そして「ドルインデックス」101台は、何と2003年3月以来です。

「万年悲観論者とわたくし大当たりが呆れているアヴァトレード・ジャパンの丹羽社長がこんな相場じゃ物書きできないから今週は臨時増刊号が来ないんだろうな」「株高ドル高で皆ハッピー。別にメルマガなんか来なくても勝てるよ」ですって。そんなことはないんです。

もはやファンダメンタルズは気にするな。と言いつつ、「首筋がひんやりしているイエレンさんが何を言うか?」だけは注目ですよと、わたくし大当たり今週月曜日に、ただ一点だけ、指摘をさせてもらったところです。

結果的にはイエレンさんの発言は、トランプ相場に加勢しましたね。細かく分析するとトランプ氏の移民排斥や少数民族への差別などへの当て擦りなどあります。しかし、トランプノミクスをレーガノミクス(1981年から1989年まで)の再来と大雑把に見る限りでは、ドル高志向という点で、イエレンさんの方向性と合致してしまうわけです。

歴史に残ると言われるロナルド・レーガン大統領の経済政策はアンチ・ケインズの顔をした極度のケインズ政策でした。

ロナルドとドナルドというのも似てはいますよね?どうでも良いですか??

わたくし大当たりの影武者疑惑とともに、大統領選挙後巷で喧しいのが、欧米共通で、
「都市部≒若年層≒グローバル化(EUやTPPやNAFTA)賛成派」
VS
「田舎≒高齢者≒反グローバル化(BREXIT、トランプ現象、欧州各国の極右政党台頭)」
という単純な二元論です。

なるほどな、とは思いますし、FXで言うとバイナリーオプションみたいなもので、わかりやすさでは真似できません。

つい今しがたも、安倍首相がトランプ氏に「TPPは我が政党の最有力圧力団体の農協から裏切り者呼ばわりされ支持率を失うリスクを冒しておたくの国の政策を受け入れようとしたまででわたしだって本音では反グローバルなのだよ。」と愚痴を零したかどうか、は知るよしもありません。

フラット化する世界では先進国の中間層はどんどんと既得権を失い反グローバル主義者に陥っていきます。では一体誰がグローバル化を進めてきてグローバル化で得をしたのか?

ドナルド・トランプ氏が移民排斥や少数民族差別を繰り返すなかで(比較的)口を噤んでいた相手があることに気づきますよね!?

日本語版のウイキペディアでは説明がないのですが、ドナルド・トランプ氏の長女イヴァンカ・トランプさんの旦那さんであるジャレッド・クシュナー氏は、トランプ氏自身と同様不動産王でもありますが、そのお父さんはナチスに蹂躙されたポーランドから命からがら米国に逃れ一代で不動産会社を築き上げたユダヤ人なのです。娘婿のジャレッド氏がトランプ政権に入閣する可能性は実に高いと言われています。

いやどう考えても、トランプ氏の反ユダヤ主義、反グローバル主義は、選挙目的の仮面に過ぎないですよね。

そんなこんなで、トランプ氏がイエレン女史をばっさり切る可能性は実に低く、たまには貿易赤字問題を指摘して行き過ぎたドル高のガス抜きをしつつ、基本は二人仲良くドル高を演出してゆくのではないか?今回のトレンドは来月のFOMCまでみたいな短命なものではないというのがわたくし大当たりの意見です。

アヴァトレード・ジャパンの丹羽社長、反論は大いにおありでしょうが、今日は赤ペンを挿れないでくださいね。