2009年10月30日金曜日

辛党の聖地、大塚『串駒』

オペラが御縁で日本酒を堪能
本物の日本酒と本物の食材を探し求めることに人生のすべてを注ぎ込んでいらっしゃる店長ご夫妻。そのお二人に、ご本人曰く、何十年振りかのデートの場を提供したのが、先週のオペラ「トスカ」(プッチーニ作曲)でした。
http://phxs.blogspot.com/2009/09/101920.html
そんな御縁で、月に一度開催されているという、本物の日本酒を作ろうと真摯に取り組んでいらっしゃる蔵元を招いての呑み比べ大会に参加させていただきました。場所は、日本酒マニアたちの聖地、豊島区大塚『串駒』です。
http://www.kushikoma.com/
(店長の似顔絵が掲載されています。)

昨夜は、第二会場とも言える数軒お隣の『串駒房』ともども、予約客で満席、貸し切り状態でした。
http://www.kushikoma.com/kushikoma-bo/kushikoma-bou-main.html

『串駒』大林店長のお人柄
自他共に認める下戸の私にとって、日本酒は下手の横好き。生酒から火入れしたもの、そして最後は5年物古酒へ。本醸造から純米大吟醸まで何でもござれ。酵母の違いも「勉強」しながら、一体何杯頂いたのか記憶が不鮮明。

今夜のイベントが終われば、直ぐに長野に戻り、そこから一ヶ月丸々、仕込み作業でこもらなければならない時期で、蔵元としてもっとも辛い時期だと、自虐的にも楽しそうにお話しになるのは、佐久の花酒造株式会社の高橋寿知社長と井上辰幸さん。
http://www.sakubussan.jp/kigyou/syuzou_sakuhana.html

「お客さま」の中には、大林店長ご夫妻のもとで日本酒の道を徹底的に仕込まれて今独立をされている『串駒 江古田』の伊藤店主ご夫妻
http://r.tabelog.com/tokyo/A1321/A132101/13007725/
株式会社秋山の秋山常務、
http://sakenoakiyama.seesaa.net/
そして当日のフルコース料理に彩りを与えた滋味なるお野菜の数々を提供された『四季の宿まさき』の正木専務(菅平で野菜畑9ヘクタールと民宿14室を経営されています)
http://www.ued.janis.or.jp/~masaki21/
大林店長ご夫妻のお人柄ならではの磁力を感じる盛会でした。

歌まねで史上初!
「俺はイベント屋じゃないから・・・」と何度も聞かされた大林店長ですが、こだわりのショータイムもありました。声帯模写(ものまね)業界では本邦初となる文化庁芸術祭優秀賞受賞者である丸山おさむさんの話芸。
http://www.bbi-sendai.com/artists/entertainer/maruyamaosamu/index.html
それに続いて、私七転び八起きの無伴奏オペラ。“どんびき”覚悟で臨んだショータイムは、「フィガロの結婚」抜粋と「フニクリフニクラ」の替え歌に助けられました。美酒で充血した声帯は、アンコールに応えた「トゥーランドット」で悲鳴を上げてしまいましたが、都合3箇所の会場いづこでも暖かい声援をいただき、すがすがしい気分でした。

そこでまた素晴らしい出会いが連鎖反応。お客さまのお一人に、ミュージカル「レ・ミゼラブル」や「オペラ座の怪人」で活躍された岡智(おかさとし)さんご夫妻と邂逅。アマチュア中心に大懸かりではないミュージカルのハイライト公演がもし実現できたら是非ゲストでお願いしますと申し上げたら、喜んでという嬉しいご返事まで頂きました。

兎に角感謝
昨夜、名刺交換など挨拶をさせていただいた多くの皆さま。拙い歌声に手拍子を、オチの無い漫談に拍手をくださったお客さま。本当に嬉しかったです。どうもありがとうございました。また、日本酒の聖地でお会いしましょう。
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2009年10月29日木曜日

ロシア、金の大量売却予定?

アニシモワ=タマラさんの本日のコメントです。詳しくは、フェニックス証券ホームページへ。
http://phxs.jp/

市場関係者は先週に伝わった「ロシア財務省がソ連の崩壊以来の金の大量売却を計画している」との報道に注目し続けている。ザ・タイムズ紙は27日、「準備の段階で情報がマスコミに漏れため、ロシア政府は取り引きを断念せざるを得なくなるだろう」との見解を示したが、ロシアのクドリン財相は28日、「この計画を検討している。詳細は近日、発表する予定だ」と述べ、先週に出回った報道を否定しなかった。市場関係者によると、売却が予定されている金の量は世界の年間需要の0.5%-1.25%に相当するようだ。また、「今回の計画が実施されれば、金の価格が急落する展開は考え難いものの、金相場への影響が出る可能性がある」と指摘する市場関係者もいる。

金利を上げるという国もあれば、金を売るという国もあり、新興国セクターは波乱万丈です。ふつうのメディアからは判らないエマージング情報を是非フェニックス証券のホームページから御入手ください。
http://phxs.jp/
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2009年10月28日水曜日

青森りんごグリーントラスト運動


日本の農業再生のためにフェニックス証券が出来ることは何かないか?

そういう思いで意気投合した政官業の(!?)実力者の皆さんが八重洲に集結、何度目か忘れてしまいましたが、昨夜もまた長時間に亘り侃侃愕愕。

なかでも、今回初参加の後藤弁護士ご夫妻が情熱を注いでいらっしゃる

青森りんごグリーントラスト運動
http://www.gr-trust.org/index

のお話に、「ぶどう好き」の既存メンバーは釘付け。


ぶどうの木もりんごの木も、長寿であるだけでなく、充実した果実を実らせる時期はその長い生涯の比較的後半、人間で譬えれば壮年期から老年期である点は共通。ただし、雑草のように逞しいぶどうとは異なりりんごは病害虫がつきやすいので、無農薬は更に困難。技術を承継してきた小規模農家の方々が高齢化や借金等での経営問題で耕作放棄となると、「農薬すら撒けないのなら伐採してもらわないと、隣接農家に迷惑をかける」という大変もったいないロジックに従わざるをえない状況なのだそうです。

老木巨木の伐採は、メンテナンス費用を継続できないからという理由で、お金では決して買えない悠久の時間を犠牲にすることを意味し、資金難に喘ぐ青森の小規模農家の方々にとって如何に忍びないことか、いやそれだけでなく、大規模流通システムのプレッシャーを受けているのは農家だけでなく都会の消費者も一緒のことであり、このような深刻な犠牲は直接間接に一般消費者の食文化に大きな影響を与えてしまっているのだと思います。

りんごの木を一本3万円(消費税別)で買おうという運動は、利殖ではありません。金融商品ではありません。何故、りんごの木のオーナーになるのか?その動機が口コミででも良いので、じわじわぁっと広がって行けば良いと思っています。
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2009年10月23日金曜日

日本の国債、英独仏のGDP合計より多い

大凡9割程度は読むに値しない「2ちゃんねる」ですが、七転び八起きブログででも、これまで極々稀に取り上げた記事がありました。きょうのは、

【経済】 「鳩山政権、危機管理能力なし。日本は“失われた20年”に突入」「日本は債務不履行に陥るか、通貨価値崩壊」説も
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1256246926/

大抵は政治家の揚げ足取りに終わるネトウヨとミンス(≒ネトサヨ?)の鞘当てが演じられているだけの2chですが、今回もその域を出ないとは言え、経済学的に真面目なコメントもあります。ただし、もとの記事は、朝鮮日報。
http://www.chosunonline.com/news/20091022000023

お時間がある読者の皆さまは、真面目なコメントを発掘しつつ、これから先の日本国債の相場(⇔利回り)、そして為替相場

いよいよか?まだまだ円高か??

という議論の材料にしてください。

「そこまで時間はないよ。結論を知りたい(否、それは虫が良過ぎるが、論点をズバっと教えて欲しい)。」とおっしゃる七転び八起きブログ読者の皆さまには、

(問題)ばら撒き政策(例:母子加算、子ども手当、・・・・無料化など)の財源不足を、赤字国債の増発で補うのと、消費税率の引き上げで行うのと、経済に与える効果はどのように違うか?

これに対して、木で鼻を括ったような答え方をすると、「赤字国債を日銀が全額引き受けた(≒買い切りオペを約束した)としても、単純な貨幣数量説が成り立つという前提であれば、すべて消費税率の引き上げで賄った場合と、物価上昇に伴う家計にとっての実質的な負担は同じである」となります。

問題は、「単純な貨幣数量説(マネーサプライ・・・企業や家計がいつでも日銀券として引き出し可能だと勘違いしているお金の量全体・・・が倍になれば、物価も単純に倍になる)」という前提が成り立っているのかどうか、です。マクロ経済学の教科書的には、為政者がもっとも避けなければならないハイパーインフレの下ではこれが成り立つ、とされています。勿論、只今の日本経済はハイパーインフレではなく、緩やか且つ慢性的なデフレです。

・・・・

再び、「いよいよ円安か?まだまだ円高か?」は、財政規律の犠牲が日本だけの問題ではないことも勿論検討しなければならず、単純ではありません。詳しくは、しぶとくロングセラーを続けているらしい拙書『為替力』で資産を守れ!をお読みくださいませ。
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